第33回ピットロードコンテスト(2024) 審査結果発表

主催:株式会社ピットロード  
協賛:有限会社モデルアート社
   艦船模型専門誌 ネイビーヤード
   月刊 ホビージャパン

この度はピットロードコンテストにたくさんのご応募ありがとうございました。
厳正な審査の結果、下記の通り各賞が選出されましたことを発表いたします。

・使用キットは全て「1/700スケールのピットロード製品」です。
・使用キットの品番は、できるだけ最新のものを表記しています。
・作者コメントは、ほぼ原文のまま掲載いたしました。

※入賞者の方には、後日、賞品に関するご案内のメールをお送りいたします。
※雑誌社賞受賞の方には、各雑誌社様から直接ご連絡を差し上げます。ご了承ください。

金賞
単艦部門:アドミラル・ヒッパー(みっちー 様)

使用キット:W219 1/700 ドイツ海軍 重巡洋艦 アドミラル・ヒッパー 1941

作者コメント:
ディテールアップと迷彩のマスキング塗装を両立できるよう部位ごとに適切な作業の順番を考えながら製作しました。品番PE-203の専用エッチングパーツやその他の汎用品を組み込んでいます。迷彩のパターンはキットに付属の図面を参考にしましたが塔型マストの正面がどうしても不明なので実艦の写真を基に再現しました。また、2色の境界線が舷側や構造物の各階層を跨ぐ箇所は真横から見た際に綺麗に揃うよう注意しています。

金賞
情景部門:The Queen of the Mediterranean Sea -HMS Warspite 1939-(ウナムシ 様)

使用キット:W217 1/700 イギリス海軍 戦艦 ウォースパイト 1942

作者コメント:
本コンテストを機に初の英国艦と年次変更にチャレンジしました。
キットの1942年仕様を1937年次の地中海艦隊に配属された状態に再現するため、前後マスト・機銃座・電探類の撤去・艦橋周辺を主に改修しています。
仕上がりは白い船体と第2砲塔をはじめとした武装類の塗装を映えさせるために洋上モデルとしました。
おまけで艦載機もソードフィッシュをジャンクパーツで水上機タイプに改修し、乗員を配置しました。

金賞
航空機/戦闘車両部門:出撃、九七式大艇(マーキス@シャガ会 様)

使用キット:S40 1/700 日本海軍機セット 2

作者コメント:
テーマは、巨大な九七式大艇が勇壮に離水した瞬間の表現。
①本体
垂直尾翼形状修正、パネルライン彫り、プラ棒と真鍮線で支柱やアンテナ等を追加、ストレッチリギング0.055mmで張り線、エッチングで梯子追加。
②ベース
スケール感を意識してレジン等で海面と波しぶきを表現してみました。

銀賞
単艦部門:護衛艦はたかぜ(kanapiron 様)

使用キット:J86 1/700 海上自衛隊 護衛艦 DDG-171はたかぜ

作者コメント:
週末に数年かけ作り進めました。最近のステルス性を重視した艦とはまた違う複雑な造形や、独特な兵装配置等による美しいシルエットをできる限り忠実に再現することを目指しました。海上自衛隊艦船装備セットをはじめ、様々なディティールアップパーツか活用できたこともあり、想定以上の出来栄えで、自身としては大変満足しています。長い製作期間を通じ、このコンテストの存在も励みとなりました。大変有難うございました。

銀賞
情景部門:USS Colorado 1944/Tennessee 1944(五十嵐 龍哉 様)

使用キット:W205 1/700 アメリカ海軍 戦艦 BB-45 コロラド 1944

作者コメント:
コロラドとテネシーを製作しましたした。この2隻は同じ作戦に参加したことが何度かあるため選びました。単純に2隻を並べるだけでは不自然なので、特攻機の攻撃による火災の消火作業の情景にしました。コロラドの特攻機に攻撃された箇所、砲撃を受けた箇所は史実の記録を参考にしました。なおこの2隻がの消火作業を行ったという記録はありませんが、ダズル迷彩の戦艦2隻が並んでいるのは壮観で製作できて満足です。

銀賞
航空機/戦闘車両部門:授業中の真昼の妄想(横浜(ハマ)のKo-chan 様)

使用キット:MI02 1/700 WWII ドイツ軍用車両セット 1、MI07 1/700 WWII アメリカ軍用車両セット 1

作者コメント:
中学生の頃授業中に先生の話を聞きながら、ノートに戦車の落書きをしたり、教室の中で繰り広げられる米軍vs独軍のバトルを妄想したりしてました。
その妄想をジオラマで再現しました。

車両の塗装はクサカベのアキーラで行いました。
机、椅子及び床面はハセガワのキット、教科書、ノート類はドールハウス展で購入したものを利用しました。
ベースは百均の写真立てで、写真には残せない学生時代の想い出を「写真」に見立てました。

銅賞
単艦部門:USS CVN-71 セオドア・ルーズベルト(きんやす 様)

使用キット:M44 1/700 アメリカ海軍 空母 CVN-72 エイブラハム・リンカーン

作者コメント:
1/700セオドア・ルーズベルトCVN-71(M44エイブラハム・リンカーン使用)を製作致しました。2006年あたりの実艦写真を参考に艦載機はハイビジ仕様、トムキャットを多く配置しました。今回の主役をトムキャットともいえますので艦載機製作には力を入れました。艦載機はキットに付属するもの以外に「アメリカ海軍機セット」を使用し大幅に追加。あえて多少乱雑に配置し、当時の艦の雰囲気を出してみました。

銅賞
情景部門:英国海軍 戦艦バーラム・停船状態(T.Kanai 様)

使用キット:W220 1/700 イギリス海軍 戦艦 バーラム 1941

作者コメント:
戦艦バーラムを停船状態という設定で情景模型として作成してみました。
船体はキットを最大限に活かしつつEPや自作にてディテールアップ。航行する魚雷艇は、静的な情景に動的な要素と戦艦の大きさを強調する要素として加えてみました。本体はフルハルで作成し、その後大量のレジンで沈める方法で海を作成、こうすることで投錨したアンカー・チェーンなど海中も透けて見える情景にしてみました。

銅賞
航空機/戦闘車両部門:P-3C 203ATS”5029″ PREFLIGHT CHECK(半ば右向け、ひだり 様)

使用キット:S44 1/700 海上自衛隊哨戒機セット

作者コメント:
海上自衛隊203教育航空隊所属のP3Cを、飛行前点検の情景を再現しました。
非常にディテールの高いキットですが、今回は爆弾倉扉、フラップ、ラダー、空中線を追加してディテールアップをしてみました。
塗装は、90年代まで派手なハイビジ塗装とカラフルなスコードロンマークに合わせて、搭乗員のオレンジ色の飛行服と青色の整備員を配置して小さいながら配色を意識してみました。

入賞
単艦部門:愛国丸 1942南太平洋からの帰投(新田 康雄 様)

使用キット:W238 1/700 日本海軍 特設巡洋艦 愛国丸1941

作者コメント:
某氏の迷彩塗装表現された作品に憧れ挑戦、愛国丸の写真でこの様な「ハゲ」のあるものは見当らなかったのですが、南太平洋やインド洋での過酷な任務の雰囲気が伝われば大成功と思っています。元は貨客船ということで目玉であるデリックはリギング、真鍮線、汎用滑車パーツにて一本づつ手作りしました。甲板に並ぶ短艇もアクセントになるのでロープのモールドを削った上でアルミホイルで覆いを作りリギングでロープを復元しました。

入賞
単艦部門:1/700 伊号第四百潜水艦(ちくぜんに 様)

使用キット:W243 1/700 日本海軍 潜水艦 伊400&伊401

作者コメント:
潜水艦に攻撃機を搭載、そして第二次世界大戦中に就航した潜水艦の中で最大…そんなロマンたっぷりな伊400を製作しました。
制作するに当たり、晴嵐はエッチングパーツを使用し、潜望鏡、マストは真鍮線に換装しディテールアップ、ボラード等も真鍮パーツに換装しました。格納庫はプラパイプを使用して再現しました。
船体側面から艦底にかけての曲線がとても素晴らしい艦なので喫水線の汚しなどの塗装は控えめにしました。

入賞
情景部門:レイテ湾に突入せよ(ちゃま 様)

使用キット:W258 1/700 日本海軍 戦艦 大和 レイテ沖海戦時

作者コメント:
塗装にはラッカーを使わず、すべて水性塗料で仕上げました。パネルラインは加工せずキットのモールドをそのまま使用、空中線も頑張って張ってみました。

入賞
情景部門:IJN Shiranui “不知火” 1940(HMS OSO太郎 様)

使用キット:W213SP 1/700 日本海軍 駆逐艦 陽炎 就役時 グレードアップパーツ付き

作者コメント:
陽炎(就役時)のスペシャルキットをベースに2番艦の不知火としてみました。不知火はその苛烈な戦歴に心打つものがあるのはもちろんですが、陽炎型の中でも鮮明な写真が多く残っており、素晴らしいキットに合わせて、なるべく実艦に近づけようと試みた選択です。マスト等は自作し、水兵は他社のものを利用した以外は、キットをそのまま組み立てたものです。海面はA4サイズの簡単なもので、撮影も少し工夫してみました。

入賞
航空機/戦闘車両部門:人生初の模型展示会(BKR 様)

使用キット:S76 1/700 航空自衛隊機セット4、S50 1/700 世界の現用戦闘機セット2020

作者コメント:
人生初の模型の展示会
その出品した展示を模型で再現してみました

1/12のドール用の長机、折り畳み椅子を台座に使わせていただきました
あの時のドキドキの思い出を小さな模型で再現できました

入賞
航空機/戦闘車両部門:呉空襲 昭和二十年七月二十四日(中井 健二 様)

使用キット:S37 1/700 本土防空戦、S75 1/700 WWII アメリカ海軍機セット 3

作者コメント:
 呉空襲時の航空機群をイメージして製作しました。航空機はプロペラを透明プラ版に置き換えた事以外はストレート組、土台の伊戦艦伊勢はフジミ模型から流用し眼下の空襲を表現しています。
 主役である航空機のディテールや土台であるジオラマの情景など、自身の模型製作能力の低さからどうしても省略しなければならなかった点が多々ありますが僅かでも雰囲気だけでも出せる様努力しました。

モデルアート賞
情景部門:潜水艦救難状況再現模型(アルセノ 様)

使用キット:W61 1/700 日本海軍 給油艦 襟裳型(佐多・尻矢)

作者コメント:
1941年10月、事故で水深65mの海底に沈没した伊61潜水艦を引き揚げたのが特務艦「佐多」でした。
同型艦との差異など考証については可能な限り落とし込んでありますが、今回特にこだわったのは色彩です。タグボートの色や作業甲板の色味の違いの再現はもちろん、船体のウェザリングをきつめにし、「働くフネ」らしさを追求しました。
静と動、自然と人間(人工物)の対比を感じていただければ嬉しいです。

ネイビーヤード賞
単艦部門:航空母艦 龍鳳(まじょぴ 様)

使用キット:W193 1/700 日本海軍 航空母艦 龍鳳 長甲板

作者コメント:
1945年時の航空母艦龍鳳を格納庫を見える状態にして作成しました。史実で実現が叶わなかった艦攻流星を主軸とした航空隊を搭載しています。格納庫はキットを活かしつつ、プラバンで追加工作を施しています。また、全体的にエッチングパーツや3Dプリンターパーツを使用しディテールアップをしています。迷彩色は調色した自分好みの色を使用しました。

ホビージャパン賞
航空機/戦闘車両部門:“Dデイの2倍”(マーケット=ガーデン 様)

使用キット:S42 1/700 WWII 米国軍用機 1

作者コメント:
航空機の数に注目して欲しいです。

ジュニア賞
情景部門:「磯風 1945 坊ノ岬沖海戦」(つくし 様)

使用キット:W232 1/700 日本海軍 駆逐艦 雪風 1945

作者コメント:
磯風の最後の戦いである坊ノ岬沖海戦で迫り来る敵機に向け対空射撃をしてる場面を再現しました。
特徴的である煙突の菊水マークを塗装したり、リノリウム甲板の退色表現をしたり色々な挑戦ができました。甲型が対空射撃している作例をあまり見かけなかったので制作出来て良かったです。次は海面をもっと上達させたいです。

シニア賞
単艦部門:大帝国海軍 巡洋戦艦 HMS FOOD 1941(那須 麗弘 様)

使用キット:W112 1/700 WWII イギリス海軍 巡洋戦艦 フッド 1941

作者コメント:
かつて大英帝国海軍の象徴とも言われた「HMS HOOD」は、第二次世界大戦中のデンマーク峡においてドイツ海軍の巨大戦艦「ビスマルク」と砲撃戦を展開し、その主砲弾を後部弾薬庫付近に受けて、乗員もろとも一瞬のうちに海底に没したといいます。今回は「軍艦史上最も美しい船」と称えられる長大な艦影と、古き良き時代の面影を残す上部構造物の複雑さを表現したいと考え、敢えて単艦部門に取組むこととしました。

社長賞
単艦部門:秋津洲(あきとふ2 様)

使用キット:W203 1/700 日本海軍 水上機母艦 秋津洲

作者コメント:
搭載する九七式飛行艇を精細に作ることで、解像度を高めました。ピットロードはフルハルがあるので大好きです。飾った時にハルがあると映えますから、私はいつもフルハルにこだわります。

社長賞
情景部門:DDH184護衛艦かが2024(津田 太 様)

使用キット:J75 海上自衛隊 ヘリコプター搭載護衛艦 DDH-184かが

作者コメント:
護衛艦かが「空母化」改修後を製作しました、艦首の長方形化とキャットウオークの改修、艦尾スポンソン形状変更、艦橋の一部改修と電飾、格納庫の追加製作と電飾、エレベーター周りのディテールアップと第一エレベーターは取り外して中を見える様にしました、現実にはあり得ない、着艦、待機、滑走、発艦、を一つのシーンにまとめてみました。

社長賞
航空機/戦闘車両部門:子供の時見た、瀬戸内での光景(ダイ 様)

使用キット:S10 1/700 ザ・ウエスト・ウイングス 2

作者コメント:
15年程前に製作した作品です。若干の手直ししてエントリーさせて頂きます。
プロペラのリアルと海上からの上昇を躍動感溢れた感じに仕上げました。
幼少期に父親に連れて行って貰った海岸(梅津寺)で見た強烈な光景でした。白黒写真が良き思い出です。

その他の応募作品(エントリー順)

単艦部門:護衛艦こんごう(Tom 様)

使用キット:J60 1/700 海上自衛隊 イージス護衛艦 こんごう フルハルモデル 新着艦標識デカール付き

作者コメント:
今回初めての応募です。できる限りディテールアップをすることを今回の課題として作成しました。
特にヘリコプター甲板周辺の消火設備も再現したところがアピールポイントです。


単艦部門:CVE-9-BOGUE(中村 慎平 様)

使用キット:W02 1/700 アメリカ海軍 護衛空母 AVG-9 ボーグ

作者コメント:
ボーグ級護衛空母のネームシップ艦です。塗装メジャー22採用でパッケージの輸送任務よりハンターキラーイメージでTBF(トライカラースキーム版)を並べてみました。PT米艦装備セットや手持ち品から装備をつけてシンプルに仕上げてあります。参考文献艦スぺ39、87


単艦部門:丁型海防艦(やまお 様)

使用キット:SPW20 1/700 日本海軍 海防艦 丁型(第2号型)

作者コメント:
往年の名キットを艦名を特定せずに作ってみました。手すりのエッチングやマストの金属化などを中心にディティールアップしました。爆雷投射機のモールドを全て削り取って汎用パーツと置き換えている所がこだわりポイントです。


単艦部門:DDH-183いずも「空母化改修予想スキージャンプ方式採用」(あや 様)

使用キット:J72CV 1/700 海上自衛隊 多用途運用護衛艦 DDH-183 いずも(空母化用スキージャンプ甲板パーツ付き)」

作者コメント:
今回初めてピットロードコンテストに応募させていただきました、僕はいつも自衛艦を使用した架空艦を制作しているのですが、今回は史実艦ということで制作しました、特にこだわっているのは甲板の発着艦スポット等の白線をデカールではなく三菱鉛筆さんが出しているで着色しました、これにすることによって本物の甲板のざらざら感が表現できます。今回は白線以外塗装はしていません。


単艦部門:海上自衛隊護衛艦DDH-184かが(改修後)(あや 様)

使用キット:J72 1/700 海上自衛隊 ヘリコプター搭載護衛艦 DDH-183 いずも、J75 1/700 海上自衛隊 ヘリコプター搭載護衛艦 DDH-184 かが

作者コメント:
海上自衛隊護衛艦DDHー184かが(改修後)を作らせていただきました。甲板の延長やその他のパーツ用で2つかがを買いたかったのですが在庫がなく、いずもをもう一個買って作成しました。資料が少ないことから100%再現はできませんでした。
今回はエッチングパーツを使うことなくすべてプラスチックで制作しました。燃料移転装置と着艦誘導装置はもうちょっとしっかり作りたかったです。白線等の塗装を頑張りました。


単艦部門:USS Monterey CG61(那須 麗弘 様)

使用キット:M03 1/700 アメリカ海軍 イージス巡洋艦 タイコンデロガ級 CG-53 モービル・ベイ

作者コメント:
世界最強を誇るアメリカ海軍空母打撃軍の上空を敵の脅威から守り続け、間もなく全艦退役時期を迎えるタイコンデロガ級イージス艦を制作しました。通信技術の進歩で増設を繰り返された上部構造物を追加し、ゴチャゴチャ感を演出しました。また失礼ながらタンカーのようにダルいオリジナルキットの艦首を、実艦のように鋭いフレアーとするため、プラ粘土で裏打ちして大幅に削りましたが、まだ十分ではないようです。


単艦部門:護衛艦 あさひ(たまご 様)

使用キット:J82SP 1/700 海上自衛隊 護衛艦 DD-119 あさひ グレードアップパーツ付き

作者コメント:
エッチングパーツ、ホイップアンテナ、NE11の装備セットを使用してフルセットで製作しました。
エッチングパーツ込みで作る護衛艦は初めてなので、ディテールの追加工作はせず素直に作りました。
塗装は帰港のたびに塗り直している雰囲気を出せたらと思い、黒の下地にグレーを2色塗り、まだらな感じに塗装しました


単艦部門:潜水母艦「迅鯨」(永島 雅義 様)

使用キット:W262 1/700 日本海軍 潜水母艦 迅鯨 1944

作者コメント:
「迅鯨」を製作いたしました。基本的に最終時、昭和20年の姿を想定していますが、昭和17年からさほど外観に変化はなかったようです。
アンカーチェーンは実際の鎖に交換。短艇甲板は戦後の写真からリノリウム張りだと判明しています。
同じ名前で就役が101年開いている「迅鯨」と海上自衛隊「じんげい」(それぞれ1923年と2024年就役)をならべてみました。偶然ですがほぼ喫水が同じでした。


単艦部門:バーラム(岡安 陵二 様)

使用キット:W220 1/700 イギリス海軍 戦艦 バーラム 1941

作者コメント:
インストでは迷彩色はブラックの塗装指示でしたが、スケール感を出すためにジャーマングレーを使用。
吃水線から下の情報量を増やすために、プリンス・オブ・ウェールズを参考に、チゼルでパネルラインを表現。
この年代の詳細な画像が見つからなかったので、空中線は断念しました。


単艦部門:陽炎就役時(中井 義満 様)

使用キット:W213 1/700 日本海軍 駆逐艦 陽炎 就役時

作者コメント:
自分が出来る力量の精密化をしつつ、あまりオーバースケールにならないように考えて作ってみました。
ピットロードさんの純正エッチングパーツを使用。今回久しぶりにエッチング甲板も使ってみたので、リノリウム押さえの表現もやってみました。
模型的には映えますが、遠目で実艦を見た際、ここまでハッキリ見えるのか疑問かつ1/700ではオーバースケールな気がするので、今後の製作の課題となりました。


単艦部門:PLH-33 れいめい(妹尾 一宏 様)

使用キット:J104 1/700 海上保安庁 巡視船 PLH-33 れいめい

作者コメント:
なるべくキットの塗装色を優先し、再現されていないところを塗装しました。
マストの支柱を少し削って細くし、ディテールを伸ばしランナーで追加しています。
ラッタルはエッチングに変更しました。
墨入れをしてキットのディテールが浮き出るようにしました。


単艦部門:一番艦 もがみ(たも2 様)

使用キット:J100 1/700 海上自衛隊 護衛艦 FFM-1 もがみ

作者コメント:
特にディテールアップはしてなく、素組みの状態です。
でも、塗装はすべて筆でやりました。「見えない部分も手を抜かず」をモットーにしました。
喫水線のグレー・黒・赤の塗り分けは楽しかったです。艦底もちゃんと塗ってます。
また、格納庫内も白が綺麗に発色するまで塗り重ねています。
さすがに1/700ヘリコプターは難しかったです。。。


単艦部門:夕張(あきとふ 様)

使用キット:W233 軽巡洋艦 夕張 最終時

作者コメント:
平賀譲大佐が世界を驚かせた夕張の計算された構造が出来るだけ再現できるようにエッチングやピアノ線、真鍮管などを使って丁寧に作りました。


単艦部門:駆逐艦 秋月(黒井 大蛇 様)

使用キット:W241 1/700 日本海軍 秋月型 防空駆逐艦 秋月

作者コメント:
今回、初めての駆逐艦モデル製作と本コンテストの参加になります。
主に錆表現等のウェザリングを数回重ね塗りし、初めて張り線の接着にもチャレンジして仕上げました。


単艦部門:駆逐艦/満潮(Pano 様)

使用キット:W31 1/700 日本海軍 駆逐艦 満潮

作者コメント:
サーフェーサー以外、全て筆塗りで仕上げました。
塗装の順番を考えるのに、時間がかかりましたが、それもまた楽しかったです。
年代考証はしていませんが、大戦後期を意識しながら作製しました。


単艦部門:千歳型航空母艦千歳(なすの 様)

使用キット:W256 1/700 日本海軍 航空母艦 千代田

作者コメント:
一ヶ月かけてつくりました。ピットロードさんの空母は、作ったのは初めてです。若干デカールが、曲がってしまいました。まぁ、空母処女作にしては、うまく出来たと思います。ちなみに、レイテ沖海戦前の姿を、作ってみました。


単艦部門:クリーブランド(カズッキー 様)

使用キット:W208 1/700 アメリカ海軍 軽巡洋艦 CL-55 クリーブランド

作者コメント:
レーダーやクレーンは純正エッチング、手すりはストックしてあったものを使用しています。艦橋構造物は細かく切ったプラ板、主砲と煙突は伸ばしたランナーでディテールアップを行いました。


単艦部門:沖縄に向かう雪風(尾崎 健心 様)

使用キット:W232 1/700 日本海軍 駆逐艦 雪風 1945

作者コメント:
僕は、小学5年生で戦艦が好きです。昨年の映画を見て、駆逐艦や戦闘機が出てきていたので、そのプラモデルを自分で組み立ててみたいと思い、初めて挑戦してみました。
初めて組み立てるプラモデルはとても細かくて難しかったです。パーツも小さかったので、組み立てている途中に無くしてしまったりして落ち込んだりもしましたが、なんとか最後まで作ることができました。戦艦大和にも興味があります。塗装も頑張りました。


単艦部門:護衛艦「あさひ」(岩永 剛介 様)

使用キット:J82 1/700 海上自衛隊 護衛艦 DD-119 あさひ

作者コメント:
「あさひ型」のスマートな姿を損なわないように、丁寧な組み立て、塗装に努めました。


単艦部門:補給艦ときわ(ばやし 様)

使用キット:J98E 1/700 海上自衛隊 補給艦 AOE-423 ときわ エッチングパーツ付き

作者コメント:
純正エッチングパーツに他社の汎用エッチングパーツを使用。
揚旗線を付け、出港中の状態を再現しました。


単艦部門:PLH-33 れいめい(晴ボン 様)

使用キット:J104 1/700 海上保安庁巡視船 PLH-33 れいめい

作者コメント:
大型の巡視船モデル。ラッタルの多さと、手すりの長さに愕然とし、多数のエッチングパーツを使用しました。苦労の甲斐あって実船のように作成できました。


単艦部門:フレッチャー級駆逐艦「ヘイウッド・L・エドワーズ」(永島 雅義 様)

使用キット:W224 1/700 アメリカ海軍 フレッチャー級駆逐艦 DD-792 キャラハン

作者コメント:

迷彩の一次資料が残っていたので、正確な迷彩を施すことができました。ただ、途中でもうキットの説明書にほぼ同じ(つまり正確な)塗装指示書がついていることにもきがつきましたが…。砲身は金属製に交換、ピットロード純正のエッチングパーツを使用してディテールアップしてあります。


単艦部門:屋久(007 様)

使用キット:W257 1/700 日本海軍 鵜来型海防艦

作者コメント:
ピットロード製最新キットである鵜来型海防艦のうち、屋久を製作しました。海防艦ということで対潜兵器が見所だと思います。爆雷周りは見ていて惚れ惚れします。船体は水平面、垂直面を2色で塗り分けましたが写真では見分けがつきませんね。ピットロードさんが次回、何をキット化してくれるのか楽しみです。


単艦部門:走錨を警戒せよ(馬場 浩二 様)

使用キット:W213SP 1/700 日本海軍 駆逐艦 陽炎 就役時 グレードアップパーツ付き

作者コメント:
過去に戦艦、現用空母でピットロード様のコンテストに参加さていただき、今回どのような艦で参加しようと考えている時、巨大な戦艦などに肉薄し勇猛果敢に攻撃する駆逐艦が浮かび、タイミングよく陽炎就役時限定版を知り製作する事にしました。組み立てにあたっては、思ってた以上に駆逐艦に合わせてエッチングパーツが小さく、息を止めながら加工したりと苦労しましたが、その分完成した時は笑みがこぼれました。


単艦部門:USS CA-73 Saint Paul(かりゅう 様)

使用キット:W260 1/700 アメリカ海軍 重巡洋艦 CA-72 ピッツバーグ 1944

作者コメント:
例年通り戦後改装後のアメリカ巡洋艦を作成しました、昨年度は改造部位が非常に多くなってしまったので、今年は艦橋のエンクローズ化、中央構造物等の改造が少ないモチーフを選定しました。
副砲や機銃の閉塞も資料で確認できる限りは行い、武装配置も検討を重ねました。
艦各部をプラ板で改造した他、5inch連装砲には磁石を仕込んで旋回を可能にしたため、主砲と合わせて様々な表情を作れます。


情景部門:「雪風、第二の艦生」(種子島亭三つ羽 様)

使用キット:W232 1/700 日本海軍 駆逐艦 雪風 1945

作者コメント:
駆逐艦雪風を改造して陽字号駆逐艦丹陽を製作。資料にモデルグラフィックスの記事を参考に
艦首機銃座と砲室をアナログなプラ板の積層削り出しで製作。台座の海はWLハンドブックに紹介されている塗装したスチロール板に爪楊枝をひっかいていく昔ながらの方法です。


情景部門:重巡高雄とその仲間たち(たけ 様)

使用キット:W232 1/700 日本海軍 駆逐艦 雪風 1945、SPW54 1/700 日本海軍 海防艦 鵜来型(三式投射機装備型)、SPW78 1/700 日本海軍 重巡洋艦 高雄 1944/1942、SPW77 1/700 日本海軍 特型駆逐艦 響 1945、W190 1/700 日本海軍 峯風型駆逐艦 夕風

作者コメント:
某映画に登場した艦船のみで艦隊を編成し、ジオラマ化しました。戦闘旗を掲揚して戦闘中なのですが、艦首波や航跡等は控えめで、あり得ないほどの密集隊形なのは、ご愛嬌ということで‥。リノリウム押さえ金具は、真鍮線0.1㎜で表現してあります。空中線は、伸ばしランナーとメタルリギング0.07㎜を使用しました。


情景部門:急速浮上(駄人 様)

使用キット:W243E 1/700 日本海軍 潜水艦 伊400&伊401 エッチングパーツ付き

作者コメント:
初参加させていただきます。
フルハルモデルであることを活かすために浮上シーンをジオラマにしました。
元々は現実と同じような角度の浮上にさせようと思っていたのですがなんだか物足りないと感じ、アニメや漫画でもなかなか見ない角度の浮上になりました。それに合わせて魚雷発射管から落ちる白波等も目立つよう大きく存在感が出るように綿とメディウムを使って作っています。


情景部門:海上給油(フクちゃん 様)

使用キット:W57 1/700 日本海軍 重巡洋艦 高雄 1944、W61 1/700 日本海軍 給油艦 襟裳型(佐多・尻矢)

作者コメント:
1942年南方地域で艦隊行動していた高雄に襟裳型襟裳給油艦から海上給油をしているシーンを作りました。
給油パイプは想像ですが麻紐です。船体は艦底を3ミリ嵩増ししてます。海面はベニヤ板に断熱材に紙粘土で波を作って、塗装してジェル。白波は綿。
御社のキットは積んでのんびり楽しんでおります。これからも良い作品を作り続けてください。


情景部門:浮上(プラモ二等兵 様)

使用キット:J93 1/700 海上自衛隊 潜水艦 SS-501 そうりゅう

作者コメント:
潜水艦の映画を見て一念発起。
何度も諦めましたがやろうと思ったら
最後までやろうと頑張りました。 
潜舵から海水が落ちる様子をどうやって再現しようかと悩みましたがこの形で納得がいきました。


情景部門:アドミラル・ヒッパー 1942 July(代々木上原迷児郎 様)

使用キット:W219 1/700 ドイツ海軍 重巡洋艦 アドミラル・ヒッパー 1941

作者コメント:
凪いだフィヨルドに停泊している写真を見て、本作品を製作することに決めました。
デイテールアップは、伸ばしランナーとプラ材を使って行いました。
後マストの中段の短縮と上段のキの字型への置換え、伸ばしランナーで3基のFUMO26を作製、2cm単装機銃の銃身の置換え、BとC砲塔上のFlak38の自作と取付け、前後艦橋の測距儀上の設備の増設などを行うことで1942年7月の姿にしました。


情景部門:対空戦闘始めイテマエ(松井 孝二 様)

使用キット:J96 1/700 海上自衛隊 護衛艦 DDG-180 はぐろ

作者コメント:
はぐろを使い対空戦闘のシチュエーションを再現しました。使用してるパーツは御社の純正エッチングとファインモールドナノドレットです
こだわった所は、船体の溶接ラインと上昇しているミサイルの表現と海面です


情景部門:アドミラル・クズネツォフ(mune 様)

使用キット:M51 1/700 ロシア海軍 航空母艦 アドミラル・クズネツォフ

作者コメント:
専用エッチングパーツや真鍮線などを使用して細かく作成し、汚れや錆等塗装で再現しました。


情景部門:出撃準備(素組み★おじさん 様)

使用キット:W41 1/700 日本海軍 潜水艦 伊13&伊SPW20 1/700 日本海軍海防艦 丁型(第2号型)、S37 1/700 本土防空戦、S66 1/700 日本海軍機セット7、SW27 1/700 ドック、SW23 1/700 陸軍基地

作者コメント:
大戦末期、彩雲をトラック島へ輸送する「光作戦」を再現しました。
大湊港で彩雲を搭載する伊13、ドックで整備中の伊14および、2隻の海防艦丁型は前期、後期をそれぞれ作製しました。
キット以外には、艦船装備セット E03 E05 E07 NE02 NE12,エッチングパーツ PE-80 PE-142 を投入しました。
※ジオラマのため、左斜め、右斜めは海側から見た向きとなっています。


情景部門:敷波ミニジオラマ この戦いはフィクションです(330k 様)

使用キット:W244 1/700 日本海軍 駆逐艦 敷波

作者コメント:
ピットロード製品を初めて作りました。よく作ってきた車模型と異なり、細かい部品がとても多く、老眼の身にはかなりこたえました(笑)拙いながら気に入った敷波が出来たので、ミニジオラマにして応募させていただきます。動きのある作品にしようと、波や煙、炎など色々と工夫しました。よろしくお願い申し上げます。
(なお、タイトルにもありますが、このジオラマは架空のもので、現実、史実とは一切関係ありません)


情景部門:ヘリ発艦(海自カレー 様)

使用キット:J96 1/700 海上自衛隊 護衛艦 DDG-180 はぐろ

作者コメント:
ほぼ素組です。
偶々イベントで乗った護衛艦からヘリが発艦するのを見たことがありまして、発艦しようとしている状態を再現したくて製作しました。
フルハルモデルですので、水面下の部分も見えるように、着色レジンで海を表現しました。


情景部門:ドイツ海軍 アドミラル・ヒッパー(海翔 (カイト)様)

使用キット:W219 1/700 ドイツ海軍 巡洋艦 アドミラル・ヒッパー

作者コメント:
専用エッチングを使わず、汎用エッチングを使用し、マストは、真鍮線にて自作。クレーンのアーム部もプラ棒等で自作しました。
情景のイメージは、右舷の敵を捕捉した所を待ち伏せしていた左舷の敵に不意打ちをくらいつつも、「右舷の敵だけは!絶対に!」という気持ちが表現できるように水柱も左側を多めに製作しました。


情景部門:海難救助!(きみっぽー 様)

使用キット:J34 1/700 海上保安庁 巡視船 えりも型 くりこま

作者コメント:
海難通報を受けた巡視船くりこまが、現場に急行。潜水士を乗せた搭載艇をおろして、まさに救助開始したシーンです。
船橋横では船長が、見守っています。
本船は風上に位置して、風よけとなっている想定で、右舷側の波は穏やかに、それ以外は白波にしました。
転覆船はスクラッチして、周りにはロープなどの流出物を配置しています。


航空機/戦闘車両部門:ZIPPO上の待機F-2(ダイ 様)

使用キット:S31 1/700 航空自衛隊機セット2

作者コメント:
コックピットの再現及び透明キャノピーと
マーキングの情報量の増加を目指しました。又、吊り下げ物も追加製作しました。
出来るだけリアル志向で追求しました。
私の目では限界かな(笑)
新金型版が出る前にと思ってましたが前倒し発売という事でこの場では遅れてしまいました。


航空機/戦闘車両部門:進軍 1944年 フランス(盟主工廠 様)

使用キット:MI08 1/700 WWII イギリス軍用車両セット 1

作者コメント:
シャーマンファイアフライを小改造してシャーマンVにし、ノルマンディー上陸後にフランスを進軍する英軍戦車小隊を再現してみました。1/700という戦車模型では極小スケールなので、雰囲気重視のミニジオラマ仕立てです。


航空機/戦闘車両部門:「日の丸」描いたユーロファイター(ユウちゃん 様)

使用キット:S50 1/700 世界の現用戦闘機セット2020

作者コメント:
キャノピーを透明レジンに置き換えて、機体のグレー以外は、全て手描きで塗装しました。翼の各国の国旗や機体の黒~赤~黄色のグラデーションが難しかったです。垂直尾翼の左右の違いも見て頂きたいポイントです。付属のデカールと手描きでマーキングを再現しています。


航空機/戦闘車両部門:迎撃!帝都上空(mokei358 様)

使用キット:S36 1/700 日本陸軍機 1、S37 1/700 本土防空戦

作者コメント:
晴天の帝都上空に侵入しつつあるB29編隊を、上空より迎撃する三式戦闘機飛燕です。模型を自由に配置できる特殊ゲルを使用し、航空機ジオラマらしい全方位三次元表現に挑戦しました。ゲル中の材料が、大気の微粒子と同様な光散乱を起こすため、本物の青空に近い自然な青色を出すことができます。B29は飛燕と比較すると巨大で、大戦末期の日米の戦力/技術差や、防空任務の困難さを感じていただければ望外の喜びです。


航空機/戦闘車両部門:COPE NORTH 2024(BKR 様)

使用キット:S50 1/700 世界の現用戦闘機セット2020、S59 1/700 現用アメリカ軍用機セット2、S76 1/700 航空自衛隊機セット4

作者コメント:
2024年2月6日に行われたCOPE NORTH 2024での日米共同の編隊飛行を再現
ネックとなっていたU-125Aがコンテストギリギリのタイミングで発売されたので早速使用
大きな編隊をクリアケースにどのように収めるが苦労しました
海の表現はアルミホイルを敷いたスタイロフォームにカラーセロハンと海面シートで再現
どうにか海らしくなりました
どうにか机上であの豪華なフライトを再現できました


航空機/戦闘車両部門:202X 日米合同演習(ダイ 様)

使用キット:S03 1/700 B-52Gストラトフォートレス & B-1B、S31 1/700 航空自衛隊機セット 2、S39 1/700 航空自衛隊機セット 3

作者コメント:
リアル志向に気をつけました。また、キャノピーが透明に見える様に塗装しました。
10年程前に製作したものをリメイクした作品です。


航空機/戦闘車両部門:砂漠の街でのパトロール(さすらいの工学徒 様)

使用キット:アメリカ空軍機セット3(m1戦車),陸上自衛隊車両セット2(73式大型トラック)

作者コメント:
材料はベースを含めて100均で揃えました.建物はかまぼこ板と紙で作りました.民間車両はキットの色変えのみ,m1エイブラムス戦車の砲塔後部バスケットをプラ板で作成しました.ピットロードさん「現用米軍車両セット」の発売,どうかお願いします.


航空機/戦闘車両部門:国産対潜哨戒機P-1(ユウちゃん 様)

使用キット:S44 1/700 海上自衛隊哨戒機セット

作者コメント:
キャノピーと窓は一度開口してレジンで再現しています。


航空機/戦闘車両部門:間もなく退役?対潜哨戒機P-3C(ユウちゃん 様)

使用キット:S44 1/700 海上自衛隊哨戒機セット

作者コメント:
キャノピーと窓を一度開口して、レジンで再生しています。
機体の空中線も再現しました。


航空機/戦闘車両部門:第501飛行隊 RF-4E 洋上迷彩(ユウちゃん 様)

使用キット:S76 1/700 航空自衛隊機セット4

作者コメント:
キャノピーを型取りして、クリアレジンに置き換えています。


航空機/戦闘車両部門:VFA-102 ダイヤモンドバックス NF100(ユウちゃん 様)

使用キット:S59 1/700 現用アメリカ軍用機セット 2

作者コメント:
キャノピーを型取り、透明レジンに置き換えています。他の余りデカールを切り貼りして、背中の塗装を再現しました。また、テールマークは、手描きで再現しています。


航空機/戦闘車両部門:バイパーゼロ(ユウちゃん 様)

使用キット:S76 1/700 航空自衛隊機セット4

作者コメント:
キャノピーを型取りして、透明レジンに置き換えた後、キャノピーを切り離して、開放状態を再現しました。
わかりづらいですが、座席も再現しています。


航空機/戦闘車両部門:2022/02/22(益子 泰一郎 様)

使用キット:S72 1/700 現用ロシア空軍機セット

作者コメント:
ホストメリ攻防戦でロシア軍ヘリを迎撃するウクライナ空軍Mig-29です。
・アフターバーナーの排気炎をLEDと光ファイバーで再現した点
・支柱と光ファイバーを隠すために噴煙と防風林の配置を工夫した点

総評

この度はピットロードコンテストに多数のご応募をいただき、誠にありがとうございます。

オンライン形式でのコンテストを始めて、今年で4年目となります。この形式での開催が定着するとともに、「航空機/戦闘車両部門」が新設されたこともあってか、今回は昨年の2倍近くの作品をご応募いただきました。

弊社の製品ラインナップとしましては、1/700 艦船プラモデルの延長として始まった同スケールの航空機・戦闘車両シリーズですが、おかげさまで多数の製品の開発・発売を継続することができ、今ではひとつの大きなカテゴリーとして成長したように思います。皆様のご愛顧に、この場にて御礼申し上げます。

審査につきましては、応募作の量もさることながら、力作も多く、大変難航いたしました。今年も嬉しい悲鳴を上げています。

ここ数年でデジタルカメラ、特にスマートフォンの性能が上がり、画素数が高く鮮明な画像をお送りいただけるようになりましたので、それにずいぶん助けられました。
作品を目の前にして直接拝見する感動には及ばないとは言え、拡大してもはっきり見ることができますし、作品を実際にお送りいただくコンテストに一段と近い状況で審査できるようになったと思います。

それでも審査には悩みに悩み(同点となってしまい、急遽、審査員を増やしての決選投票を行った作品もありました)、今回は各賞と社長賞に加え、シニア賞とジュニア賞も追加となりました。長年プラモデルを愛していただいているベテランの方には敬意と感謝を、プラモデル界の次世代を担う若い方には期待と応援をお伝えできればと考えております。

弊社としましても、皆様の模型作りの楽しみの一助になりますよう、コンテストの開催を含め、今後も努力邁進していきたいと考えております。

最後になりますが、ご参加いただいた皆様、SNS等で応援してくださった皆様、ご協賛の有限会社モデルアート社様、艦船模型専門誌ネイビーヤード様、月刊ホビージャパン様にあらためて御礼申し上げます。ありがとうございました。

株式会社ピットロード
代表取締役 鈴木 幹雄

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